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雨の朝 

雨の朝

昨夜からの雨は朝まで降り続けました

それでも、南方面から明るくなって八ヶ岳は、少し赤くなりました



雨の朝 (2)

雨だといって油断禁物ですね





世界の終わり、あるいははじまり

世界の終わり、あるいは始まり  歌野 晶午 読了

歌野 晶午を、読むたびにどんな仕掛けを仕込んでくるのか期待してしまいます

勿論それだけでなく、語り口がうまいから引き込まれて読み進むのですが

この作品はその中でも、かなりトリッキー

ネタバレです

連続小学生誘拐殺人事件の犯人が、自分の子ではないかと思い始めた主人公

悲惨な、結末を迎えたと思うと、これは妄想

でも、子供は犯人なのは間違いなさそう、だったらどうしようと、

もしかしたら、犯人でないかもと

幾通りものストーリーが語られますがすべてバッドエンド

自分が、取り返しできない何かをしでかしたとき、何とか解決できないかと、

いろんな方法を考えるそんな感じです、でも、そんな都合のいい方法はない

悪夢のような、物語

パンドラの箱の最後に残っていた「希望」にそれこそ希望を託すような
すこし明るい結末を迎えます

それぞれのストーリーにトリックがあったり、どんでん返しがあったり

でも、それって、妄想なんだよね

読み終わって思い出したことが

パンドラの箱の最後に残っていた「希望」は、本当に救いなのか?

多くの災いを世界に振りまくパンドラの箱に何故救いが入っているの?

「希望」は結局 一番の禍ではないのか?

「希望」など持たなければ、結構平安な世界があるのではないのか、と、誰だったかが言っていたことです

誰だっけなぁ

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category: 写真

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