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麦とそば 

麦とそば

揺れる麦の手前の緑はそばです





出版社の社長の暴言が話題になっていましたが、ずいぶん昔のことを思い出したので書きます

就活をしていたころ

出版社に入りたくて、20社ぐらい履歴書を送りましたが、ほとんど書類選考で落とされました

最終的に、雑誌社から内定をもらえましたが、いろいろあってそこへは入社できませんでした

内定をもらえず苦しんでいたころ、大学の先生が小さな出版社に連れて行ってくれました

ここに就職するとかではなく、こんなところも、こういう人がいるのを教えてくれたのだと思います

出版社に社員はいないで、社長一人、出版では生活できないので、印刷所をやっているとの話だったと思います

出版しても、数量が少ないので、取次店では扱ってくれないし、仮に扱ってくれても機械的に書店に送られても返品されるのが関の山

それでも、この本を、読んでくれる人たちに・子供たちに届けたいとの思いで出版を続けていました

今のように、インターネットで販売なんてこともできない頃の話

イベントで手売りしたり、雑誌に広告を出して通信販売をしていたようです

小学校の国語の教科書に本の1文章が掲載されたと喜んでいました、これで、売り上げが大きく伸びはしないのでしょうが

出版したことで、世間に届けることができたとお話しされました

会社であるから、売り上げを伸ばし儲けるのは必要でしょう

でも、本の価値は売れたか売れないかで決まるのではなく、そこに書かれていることで
その価値を測るものなのではないでしょうか

良い本が売れる、売ろうとするのに出版者の生きがいはあるように思うのですが

金儲けできる本を出版することばかりに固執している気がします

それほど単純でないのはわかりますが  また、機会を改めて書きます


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