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Le Père 父 

Le Père 父

「Le Père 父」をまつもと市民芸術館で観てきました

アルツハイマーを発症した父(橋爪功)とその娘(若村麻由美)

次第に記憶が不確かになり、不安と混乱が深まり不安定になる父、

その変化に困惑し、対応しきれない娘の葛藤

私たち観客は、最初第3者として劇を観、ちぐはぐなやり取りに笑ったりしている

それが、短い間隔で暗転が繰り返され続けるうち
誰だかわからない登場人物に混乱し、追い討ちをかけるように短い暗転のあと
それまでと同じ場所に違う人物が立っていてそのまま芝居が進む演出があったり
ほぼ同じ舞台装置が暗転で少しだけ変化する、それだけのはずが、それまでの
場所と違う部屋になっていてどこにいるのかわからなくなる
さらに、時系列も怪しくなり
つまり、認知症が進む父の混乱を、観客も体験することとなる
娘の言動も現実のことなのか、認知障害による混乱なのかわからない

最後に、舞台は落ち着くが、より深い悲しみを感じることになる

橋爪功の演技が素晴らしい演技の幅が広く感じました
初めて舞台で見る役者さんたちばかりでしたが、いい舞台を見させてもらいました

蛇足ですが、三人の女優さん驚くほど美しかったです


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category: ライブ

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コメント

数年前のことを思い出しました。
私はまだその舞台をみる勇気は出ないけれど
とても状況がわかります。
多くのみなさんに観てほしいですね。

ピノホリママ #- | URL | 2019/03/22 06:54 | edit

Re: タイトルなし


ピノホリママさん
大変でしたね。
もう、自分の問題ですので、笑ってばかりはいられないのですが、面白い舞台でした。
いろいろ考えさせられました。

だちょう #- | URL | 2019/03/22 21:22 | edit

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