夜更かし

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「マチネの終わりに」



本を置くことができず、読み終えるまで

そして、余韻が薄れるまで眠れず夜更かし

こんなことは久しぶり

40過ぎのスランプに苦しむギタリストと、自爆テロに遭遇し　心のバランスを崩すジャーナリストの大人のラブストーリ

と、書くと何とも陳腐なのだが、戦争をやめられない人類や、東日本震災などを骨格にし、人について考えさせられる傑作です

何より、文章が素晴らしい

私はストーリーを追いかけがちな読み手なのですが、この文章はそれ自体が読んでいて楽しい

詩のように美しく、音楽を聴いているようでもあり

初めて読んだ作家なので他の作品がどうなのかわからないが、素晴らしい鉱脈に出会った気分です

これから、平野啓一郎を読める楽しみが

とりあえず、机の上に「ある男」が置いてあります

そしてもう1冊　横山秀夫の　「ノースライト」を今日買ってきました

さて、どちらから読もうか　贅沢な気分です




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